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(写真左から友野さん、佐藤さん)

フェアトレード認証コットン販促品の拡充を通じてSDGsに貢献

株式会社トレードワークス

フェアトレード認証コットンをつかった販促品を幅広く展開するトレードワークスは、ミリオンアクションにも積極的に参加している企業の一つです。生産地インドとのコミュニケーションの工夫やサステナブルな商品に対するニーズの変化などについて、商品企画部の佐藤環さんと仕入部の友野明彦さんにお話しを伺いました。

─  まずはフェアトレードについて、貴社の取り組みをお聞かせください。
佐藤さん  トレードワークスは、主にセールスプロモーション市場に向けて様々なオリジナル雑貨製品を企画・製造・販売している総合メーカーです。メーカーの立場からサスティナブルな社会の実現のため、エコバッグやボトル、タンブラーなど地球環境に配慮した製品を数多く提供し続けています。特にエコロジーバッグにおいては長年のリーディングカンパニーとしてのノウハウと実績があり、今後はさらに弊社ならではのエシカルな活動に取り組みたいという想いがあります。
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─  コロナ禍で社会的に大きな変化があった中、フェアトレードの取引においてどのような課題やご苦労があったでしょうか。またそれに対して、どのように工夫されてきたでしょうか。
友野さん  コロナ禍においては、生産地であるインドの現地工場との円滑なコミュニケーションを維持させる点を非常に気を付けています。通常は調達スタッフが現地へ赴き、現場スタッフと密なコミュニケーションを取るのですが、それが不可能な状況のなかでデジタルツール(オンライン会議システム等)を駆使し、商品や生産環境の確認・評価などの生産に関する取り決めごとがスムーズにできました。また現地のロックダウンを理由とした生産力低下が発生しており、生産スケジュールを何度も調整するといったコミュニケーションを現地工場と行っております。
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インドの現地工場担当者とはコロナ禍でもオンラインで密に連携
─  社会が大きく変化してきている中、SDGsの認知拡大もあり、ますますサステナビリティに対する動きが大きくなっています。フェアトレードへの反応にはどのような変化を感じていらっしゃいますか?
佐藤さん  SDGsの取組みに注目度が高まっており、一般社会でも“SDGs”や“サスティナブル”といったキーワードが当たり前になりつつあります。このような社会背景から、「SDGsに取り組みたい」「サスティナブルな社会実現に繋がるような活動をしたい」と考える企業様や団体様が増えてきています。弊社では、「フェアトレード製品を選び使用することは、SDGsやサスティナブルな社会への貢献に繋がる」というテーマを発売当初から掲げています。またここ1年でフェアトレード商品に関する問い合わせと販促品や販売品等の採用実績が急増しています。例えば、国際的なスポーツイベントの賞品としてのフェアトレードコットンバッグの配布や、ホテルと鉄道会社がコラボしたポップアップショップでの販売品などが挙げられます。顧客からのニーズが増えてきていることを受け、バッグシリーズに続きフェアトレードコットン巾着をリリースし、今後は、サコッシュやポーチ、ブックカバーなど幅広いお客様へご愛用して頂くような商品をリリース予定です。またカラー展開においてもナチュラルに加え、ナイトブラック、ネイビー、スモークブルー、スモークピンクの選べる5色を追加する予定です。企業販促やイベント物販等のOEMグッズを通して、今後もフェアトレードの活性化に貢献していきたいと考えています。
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─  フェアトレードのお取組みで、特に力を入れていることや工夫されていることなどをお聞かせください。
佐藤さん  フェアトレード製品を販売することで、目に見える形で社会貢献できていることを実感できる点にやりがいを感じています。フェアトレード及び認証製品についての社内セミナー実施を経て、取引先様への周知活動を行っている成果として、フェアトレード認証のコットン商品を採用いただける機会も非常に多くなっております。また、展示会や自社ECサイト上での周知活動を行う中で、フェアトレードをきっかけに弊社を知っていただいた企業様や団体様も徐々に増えてきております。商品の魅力は、使用している生地やコットンテープなど、素材全てにフェアトレード認証のオーガニックコットンを使用しており、環境に配慮しているという点です。
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─  今回のミリオンアクションキャンペーンについて、ぜひご意見やコメントをお願いします。
佐藤さん  まだまだ日本ではフェアトレードへの認知度が低いという実態があるので、改めてフェアトレードの大切さや重要さを知るきっかけとなる良いイベントだと思います。弊社は今回が2回目の参加となります。2回目となる今年は、自社でも販促キャンペーンを打ち出し、昨年以上にフェアトレードの活性化に今後もこのようなキャンペーンがあれば一緒に盛り上げていきたいと思います。
─  今後の展望についてお聞かせください。
佐藤さん  販促品という観点からお客様の多様なニーズに応えるべく、フェアトレード認証コットンを使用した雑貨商品のラインナップを増やしていき、フェアトレードの認知活動にさらに貢献できるよう考えております。
─  日頃フェアトレードの推進に取り組んでいらっしゃるお二人から、今年のキャンペーンテーマ「サステナブルな未来のためにできること」に寄せて、ぜひメッセージをお願いします。
佐藤さん  持続可能な社会は、世界中の人々が意識して行動しなければ達成できない目標です。ミリオンアクションキャンペーンを通じ、ひとりでも多くの人へサステナビリティの大切さを届けられればと切に願います。
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Interview
株式会社トレードワークス
商品企画部 佐藤 環さん 仕入部 友野 明彦さん

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