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“配る”時代から“伝える”時代へ

株式会社トレードワークス

株式会社トレードワークスは、ノベルティグッズの企画や製造において、国際フェアトレード認証コットンを使用したバッグやポーチ、巾着などを展開されています。BtoBビジネスにおいてフェアトレード商品を展開していく意義や同社の描く未来について伺いました。

ノベルティグッズとして、フェアトレード認証コットン製品を展開

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まずは、貴社におけるフェアトレードのお取り組みについて教えてください。
弊社は「マークレススタイル」というブランドでセールスプロモーショングッズ企画・製造しております。その中で、フェアトレードコットンを使用したバッグやポーチ・巾着も展開しています。これら製品はロゴなどのプリントをされて、企業様のノベルティグッズや、学校・イベント等の物販商品として利用されています。
マークレススタイル https://markless.jp/

BtoB企業がフェアトレードに取り組む意義 — 社会をつくる各業界や企業からの意識改革に繋げたい

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フェアトレードといえばコーヒーなどBtoC商材が多いのが現状です。その中で、BtoBビジネスにフェアトレードを取り入れ、広めることにはどのような意義や強みがあるとお考えですか?
現在各業界でSDGsの意識の強まり・取り組みの強化がされています。我々のセールスプロモーション業界でも、従来の「モノを大量に多くの人に配布する」から「企業理念をしっかりと伝えるべき人に伝える」という時代になり、いかにメッセージ性の強いアイテムを作り出すかが重要になってきました。
弊社のフェアトレードコットン製品は通常のポリエステルのバッグ等と比べると金額も高いものになっています。しかし、それでも弊社のフェアトレードコットン製品の販売数が毎年大きく伸びてきている事実を見ると、「物が製造される背景」や「今後の地球環境への責任」を認識されている企業が多くなっていることを実感するところです。
直接的な消費者へのエシカル意識の伝達ももちろん重要ですが、社会をつくる各業界や企業から大きな意識改革がなされていくと、持続可能な社会への実現へのスピードも早まるのではないでしょうか?私たちはそうしたBtoBの中でフェアトレードコットン製品を発信することが、日本社会全体へ訴求される一歩と考え、この製品開発に取り組んでいます。
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「マークレススタイル」で展開するフェアトレード認証コットンのトートバッグ

「気づいたらフェアトレード製品を使っていた」という日常を“あたりまえ”にしたい

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今年度のミリオンアクションキャンペーンのテーマは「あたりまえを、ありがとう」です。フェアトレードを通して守っていきたい今の“あたりまえ”や、これから“あたりまえ”にしていきたいことを教えてください。
弊社のフェアトレードコットン製品はどれもシンプルなデザインに仕上げています。これは「性別・年齢関係なく、誰もが持ちやすいものを」ということをテーマにしているからです。
いつか街を歩く様々な人々が特別な意思を持たずとも、自然にフェアトレードコットンのバッグを使って買い物をしているような、そんな優しい世の中になることを願って、私たちも微力ながら製品を生み出し普及させていきたいと思っています。

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