お客さまの声が 取り組みの原点
イオン株式会社/イオントップバリュ株式会社
イオンは、コーヒー、紅茶、チョコレートなど、様々なフェアトレード商品を継続的に販売されています。また、今月から国際フェアトレード認証を取得した切り花の販売も始まります。約20年前からフェアトレードの取り組みを続けてこられた背景や同社の描く未来についてお話を伺いました。
コーヒー、紅茶、チョコ、花など、フェアトレード商品を数多く展開
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貴社が初めてフェアトレードの商品を取り扱うようになった経緯やお取り組みについてを教えてください。
イオンは、コーヒー、紅茶、チョコレートなどの分野でフェアトレード商品を継続的に販売し、日本の小売企業が展開するプライベートブランドとしては最多のフェアトレード商品を販売しています。2025年5月より、国内プライベートブランド初となる、国際フェアトレード認証を取得した花(切り花)を発売します。
イオンのニュースリリースはこちら
「トップバリュから「花」が初登場 国内プライベートブランド初、国際フェアトレード認証取得のケニア産ローズ5色を発売」
https://www.aeon.info/news/release_95641/
「トップバリュから「花」が初登場 国内プライベートブランド初、国際フェアトレード認証取得のケニア産ローズ5色を発売」
https://www.aeon.info/news/release_95641/
イオンは「日常のお買物を通じて国際貢献がしたい」というお客さまの声を受け、2004年に国際フェアトレード認証のコーヒーを発売しました。その後、2010年に国内製造品としては初めて国際フェアトレード認証のチョコレートを発売したほか、2014年にはアジアで初めてフェアトレード原料調達プログラム(カカオ)に参加し、2020年に2012年比でフェアトレード認証カカオの調達量を10倍(58トン)にするという目標を掲げ、2018年には60トンを達成しました。
さらに2015年には国際フェアトレード認証と有機JAS認証のダブル認証のチョコレートを直輸入し発売、2021年には国際フェアトレード認証と有機JAS認証のコーヒーと紅茶を発売するなど、商品の拡充に取り組んでいます。

また、2023年には「第1回フェアトレード・ジャパンアワード総合大賞」を受賞しました。生産者の皆さまの生活改善と自立を支援しつつ日本のお客さまにお手頃価格で手に取っていただけるようサプライチェーンや商品設計の両面で取り組みを続けています。
本年5月からは、花の生産にまつわる社会課題や環境課題の解決の一助となることを目指し、国際フェアトレード認証を取得した切り花を発売する運びとなりました。暮らしを華やかに彩ることに加え、人にも地球にもやさしい花としてお客さまにご提案してまいります。

人も環境も大切にしながらつくった商品を気軽に購入できる未来を目指したい
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今年度のミリオンアクションキャンペーンのテーマは「あたりまえを、ありがとう」です。フェアトレードを通して守っていきたい今の“あたりまえ”や、これから“あたりまえ”にしていきたいことを教えてください。
イオンは「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」ことを基本理念としています。フェアトレードはこの理念にまさに合致する取り組みであり、将来にわたって生産者さまとお客さまをつなぐことができる、持続可能な未来に向けての重要な一歩だと考えています。
人も環境も大切にしながらつくった商品を、身近で気軽に買うことができる。それを体現しているフェアトレード商品を選択肢の一つとすることが「あたりまえ」になる社会を目指し、今後もお客さまとともに取り組んでまいります。