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サステナブルな未来に向けて、
まずは一歩を踏み出そう

ホットマン株式会社

西アフリカ・セネガル共和国のフェアトレードコットンを使い、国内初の日本製フェアトレード認証コットンタオルを商品化し販売してきたホットマン株式会社。同社代表取締役社長の坂本将之さんに、取り組みについてお話を伺いました。

─  まずはフェアトレードについて、貴社の取り組みをお聞かせください。
坂本さん  ホットマン株式会社はタオルの製造、販売を行っている会社です。私たちは2013年にセネガル共和国のフェアトレードコットンに出会い、翌2014年からこの綿を原料とした国内初となる日本製フェアトレードコットンタオルの製造、販売を開始しました。現在は直営店での販売に加え、他社とのコラボレーション商品等の製造も行っています。
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─  コロナ禍で社会的に大きな変化があった中、フェアトレードの取引においてどのような課題やご苦労があったでしょうか。またそれに対して、どのように工夫されてきたでしょうか。
坂本さん  最も大きな課題となったのは、コロナ禍での店舗休業、各種イベントの中止や縮小により、フェアトレードを知っていただき商品に触れていただく機会が大幅に減少したことです。一方で、実店舗全体と比較すると規模は小さいですが、オンラインショップの集客は大きく伸びました。まずはフェアトレードについて知っていただくことを目的に、ホームページやSNSを活用したオンラインでの発信を強化しています。
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─  社会が大きく変化してきている中、SDGsの認知拡大もあり、ますますサステナビリティに対する動きが大きくなっています。フェアトレードへの反応にはどのような変化を感じていらっしゃいますか?
坂本さん  まだ一般のお客様がフェアトレード商品を率先して選ぶという行為が劇的に増えているわけではありませんが、認知度は確実に上がってきていると感じます。一方で、企業の関心は非常に高く、サステナブルな取り組みを加速させており、記念品やノベルティ、コラボレーション商品として当社のフェアトレードコットンタオルをご指名いただく機会が増えてきています。
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─  フェアトレードのお取組みで、特に力を入れていることや工夫されていることなどをお聞かせください。
坂本さん  フェアトレードの取り組みを一過性のものにすることなく、継続していくことが最も重要だと考えています。当社は製造から販売までのすべてを自社で行える仕組みを持っているので、社内でこの想いを共有することで統一した認識のもとで企画、製造、販売を行うことができます。また、当社は青梅の地場産業だった織物業を継続する最後の一社として150年を超える歴史を持っており、地元の小学校や市と共同で取り組みを行う機会をいただくことが多くあります。そういった場をフェアトレードの認知を広げる活動に繋げています。まずは一人でも多くの方がフェアトレードを知り、世代を問わず参加する人の輪を広げていくことが大切です。
─   今回のミリオンアクションキャンペーンについて、ぜひご意見やコメントをお願いします。
坂本さん  一つのアクションの積み重ねが大きな原動力に繋がります。是非楽しみながら参加していただき、共にフェアトレードの輪を広げていきましょう。
─  今後の展望についてお聞かせください。
坂本さん  フェアトレードの取り組みを継続して一歩ずつ着実に前進しながら、最終的には特別な制度や仕組みがなくても世界中で当たり前にフェアなトレードが行われる社会を実現していきたいと思います。
─  日頃フェアトレードの推進に取り組んでいらっしゃる坂本さんから、今年のキャンペーンテーマ「サステナブルな未来のためにできること」に寄せて、ぜひメッセージをお願いします。
坂本さん  1人で100歩進むことも素晴らしいですが、100人が1歩を踏み出すことが重要だと思います。そこから2歩、3歩と進んでいけば、大きな力を生み出せます。身近なことからで構いません。まずは一歩を踏み出しましょう。
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Interview
ホットマン株式会社
代表取締役 社長 坂本 将之さん

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